美和子の香典お助け情報BLOG

2017年07月02日

香典袋の表面、裏面、中袋の書き方

香典を出す際に気になるのは書き方です。実は書き方は参列する葬儀の形式や宗教によって違います。しかし、一般的には黒白の水引のかかった白の奉書紙を使えば問題はありません。ただし、注意したいのはよく目にする御霊前という言葉です。

この言葉はキリスト教のプロテスタントや浄土真宗では認められていません。これらの宗教の葬儀に参列する際は気をつけましょう。表書きは宗教によって少しずつ違いますが、ごく一般的な場合の書き方は仏式でしょう。使う筆記用具は基本的に毛筆です。

実用性を考えると筆ペンが最適でしょう。サインペンやボールペンは極力、控えた方が無難です。次に、筆を入れる場所ですが黒白の水引の結び目の中央やや上付近です。「御香典」「御仏前」「御霊前」などが一般的です。

また、水引の結び目の中央やや下辺りに差出人の氏名をフルネームで書きます。先ほどよりも若干小さめの文字で書くと良いでしょう。肩書きを付けたい時は名前の右上に小さく添えるように書いておけばOKです。弔辞の際は薄墨を使うのが一般的です。

涙で墨も薄く染まると言う意味があると言われています。連名で書く時はまず、代表者を決めましょう。2~3名の場合は代表者を中央よりやや右に書き、左に書き連ねていきます。目下の人が最も左に来るように順番を考えて書きましょう。

4名以上の場合は代表者の名前を中央に書き、その左側に外一同と少し小さめに記入すれば良いでしょう。次に香典袋の中袋(中包み)には、住所、氏名の他に金額も記入します。表には中央やや上付近に金額を漢数字で書きます。

その際は壱、弐などの旧字体をよく使います。仮に10000円を包むとしたら「金壱萬円」と書きます。なお、少しくずして「金一万円」と書いても特に失礼には当りません。裏面の左下の隅に住所と氏名を書いておきましょう。

郵便番号も添えるとなお良いでしょう。また、中に入れる紙幣は中袋の表面を上にした時に紙幣が裏になるように入れるのが一般的です。

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